2023年　７月家庭通信 (お知らせ)

セミの声にいち早く気づいた子どもたち。水遊びも始まり夏の到来を感じます。夏ならではの遊びを楽しみ、夏の生活様式を身につけ、快適に過ごせるようにしてまいります。

さて、園ではESD教育（持続可能な社会の担い手を育む教育）を意識してSDGｓの取り組みを行っています。その中でも年長組の子どもたちと一緒に取り組んでいるのが「ダンボちゃん活動」です。この活動は生ごみの削減に効果が期待されるものです。家庭から出るごみの中でも特に生ごみは水分量が多く、焼却するのにとても時間とエネルギーを必要とします。焼却施設に持ち込まれても炉の温度を下げてしまう原因にもなっているからです。そこで私たちは昨年度から「ダンボちゃん活動」に取り組み子どもたちに「生ごみはごみではなくダンボちゃんに食べさせると肥料となり、その肥料を使って作物を育て、その作物を自分たちが食べる」という循環型社会の形成を体験的に学べるようにしています。実は、私もこのダンボちゃん活動を始める前は、ごみから匂いや虫が発生してかえって厄介なことになってしまうのではないかという懸念がありましたが、予想を大きく覆して、ダンボちゃんは魔法の段ボール箱だったのです。実際に、ご家庭で利用している方の話では、「通常週２回出していた有料ごみ袋の使用が生ごみを削減したことで１回になった」とのことでした。

ご家庭で取り組む事で更に効果が上がり、子どもたちの学びも深まることから、７月にこども園内で段ボールコンポストについての取り扱い説明会を行います。小学生のお子さんがいるご家庭では、夏休みの自由研究等の題材としてもお勧めです。是非多くの方のご参加をお待ちしています。

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（写真は園児の個人特定につながるものは加工し、保護者・地域の方については同意をいただいて掲載しています）

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