2026年度6月家庭通信 (お知らせ)
紫陽花の便りが聞かれる季節になりました。多摩市は自然が豊かで季節ごとの花が見られ子どもたちも花暦が身についているように感じます。園庭に花がある環境に貢献してくださっているのは、園芸ボランティアの方々です。園庭の花壇をきれいに管理してくださっています。今は、先日蒔いた朝顔やひまわりの種がグングン育っています。1号認定の子どもたちが長期休みになる前にとの配慮で早めに種を植えてくださいました。細やかな気遣いが嬉しいです。乳児クラスの子どもたちにとっても色とりどりの花が視界に入り、指をさしたり保育者の「きれいだね」の声掛けにうなずいたりして楽しんでいます。
【おだ認定こども園の保育の特徴】
さて、おだ認定こども園では、運動会や展覧会等の行事は行っていません。このような行事を行うか否かには賛否両論ある事は承知しています。
ではなぜ本園ではこれらの行事をしないのでしょうか。それは乳幼児期の発達の特徴に関係しています。乳児は誕生時に400グラムほどだった脳の重さが、3歳までに1000グラムと2・5倍に増加します。これは成人の脳の約90%に相当する重さであり、この成長のスピードを考えると、乳幼児期の子どもの一日は大人とは比べものにならないほど多くの事を学んでいることが想像できます。
【子どもの暮らし全てが学びと直結しているとしたら】
では、どんな一日が子どもたちにとって、良い学びがある暮らしになるのでしょう。本園ではこう考えます。乳幼児期の脳の発達に必要な事は、遊びや体験を通した学びです。特に五感を通して様々なことやモノに自ら関わりを持つ中で、子どもは興味のある事と出会い、試行錯誤したり上手くいかないことに直面したりします。そうした経験を通じて培われる「粘り強く考え諦めない心」いわゆる非認知能力こそが、逆境やストレスを跳ね返す生きる力の土台になると考えています。ですから、私たちは何よりも日々の暮らしの時間を重視しているのです。
このため、行事の取り組みの為に暑い中練習をしたり、大人に見せることを目的としたりの活動時間は、子どもの主体的な遊びの時間や探究の時間を制限してしまうことになるため、本園ではいわゆる「行事」のための特別な時間を設けていません。何気ない毎日の暮らしの中にこそ、子どもたちが自ら育つための最高の学びが詰まっていると信じているからです。行事という一過性の成果を見せることよりも、日々の生活や遊びの中でじっくりと育まれる「生きる力の土台」を、私たちは何よりも大切に守り、育んでいきたいと考えています。
幼児クラスは6月13日におだキッズデーがあります。この日は子どもたちと一緒に体を動かして遊び、各学年の同士の保護者同士の親睦を図る事も目的にしています。年長組になると、子どもたち自らがやりたい活動を決めて、そこに向かって主体的に取り組む活動も始まっています。おだ認定こども園の行事では小さいクラスは親子で体験を共にし、「楽しかったね」「またやりたいね」の気持ちを育み、年長組になると仲間と一緒に協働的な活動を楽しみその取り組みが自分たちの自信につながり誇らしい気持ちになれる行事の一つととらえています。
実際に参加していただき、本園が大切にしている「子どもの主体の姿」や、日々の暮らしの延長線上にある心地よい時間を、ぜひ一緒に体験していただければ幸いです。当日、皆様と笑顔でお会いできることを職員一同、心より楽しみにしております。
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