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10月家庭通信 (お知らせ)

過ごしやすい秋の風が吹く季節になりました。園庭にくぬぎの実が落ちていたり、柿の実が色づき始めたりして本格的な秋の訪れを感じます。今月は、運動会を始めとして、年齢に応じた秋の行事をたくさん予定しています。朝夕が涼しくなり体調を崩しやすい時期でもありますが、上手に乗り越えて、元気に過ごしていかれるようにしていきましょう。

数年前の鹿屋体育大学の森司朗教授を代表とする研究グループの報告で、幼児の運動能力について興味深い結果が出ていますので、ご報告いたします。保育園や幼稚園の園児約1万1500人を対象に行った運動能力調査で、園の保育形態「子ども一人ひとりが自由な活動をする遊び中心の園」「クラス全員が指導者の決めた同じ活動をする一斉保育中心の園」「両者ほぼ半々の園」の3つに分けて運動能力を比べたところ、「自由な活動をする遊び中心の園」が最も運動の能力が高い結果がでました。

さらに、子どもが園で運動するときの運動の種類やルールなどについて比較をすると、子どもが決める程度が高い園ほど(指導者が決める程度が低い園ほど)子どもの運動能力が高いという結果が判明したということです。このことからもわかるように、子どもの自発的な遊びによる運動経験のほうが、発達的特徴に適しており、その結果運動能力の向上に繋がっているという結果でした。エビデンス(根拠・証明)にのっとった報告に、改めておだ認定こども園で行っている遊びを通した保育の方向性が間違ったものではないことが分かり、自信を持って取り組めると確信しました。

エビデンスについては最近読んだ本【「学力」の経済学(中室 牧子)】でも興味深い内容となっており、教育に携わる者として、今後意識しなければならない方向であることを認識しています。

さて、今月は運動会や遠足、芋掘りなど、子ども達が楽しみにしている行事が沢山あります。一つ一つの行事は成長への大きな節目です。友達と力を合わせての様々な活動が喜びとなり、子ども達の自信へとつながればと願っております。



2015年10月7日

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