家庭通信11月号 (お知らせ)

多摩市内の紅葉も始まり、園庭で実った柿が美味しそうに色づき食べごろになり、秋の深まりを感じます。園庭の大きいどんぐりは、ままごとのお料理の材料として役目を発揮し、シイタケ栽培の原木は今年の暑さで上手く菌が育っておらず残念ながら収穫は少なくなりそうです。その原因が夏の酷暑でした。夏野菜も不作だったこともあり、子どもたちの教育活動にも地球温暖化の影響が大きく出てきています。子どもたちとの生活を考える上で自然事象から学ぶことも多いので、来年度の計画を立てるときに、栽培の時期や環境なども考えていきたいと思います。

さて、秋と言えば、何を思い浮かべるでしょう。園では目下「芸術の秋」です。小さな芸術家たちが、様々な方法で自分を表現する手立てとして、造形をしたり、身体表現をしたりして楽しんでいます。子どもたちの発想は自由で豊かです。その子どもたちの世界をのぞかせてもらうとき、特に気を付けていることは、その表現していることに良し悪しを付けて評価しないこと、「上手だね、素敵だね」とほめたり他者と比べたりしない事です。褒めることがなぜ？と思われるかもしれませんが、子どもたちに自由な表現を思いきり楽しめるようにするためには褒めたりアドバイスをしたりしない方が良いのです。なぜなら大人からの声掛けによって、他者からどう見られるかを急に気にするようになったり、折角思い切ってやっていたのに、途端にやる気をなくしてしまったりすることがあり、それはとても残念な事です。褒めるなら具体的に理由を伴わせて、結果よりも才能よりも努力したプロセスに焦点を当てて褒めることをおすすめします。

今月は「成長展」があります。0歳児から5歳児までの子どもたちが日頃どのような遊びを通して成長しているのかを、実際に遊んでいるものや、園児が作っているものをそのままお見せしたり、踊りや手作り楽器などの生演奏をしてお見せします。年齢によって表現方法はさまざまです。お子様のクラスだけではなく園全体を通して子どもたちの成長を感じていただく機会としてください。また、今年はおだ学園幼稚園が創立から50年を迎えます。記念の年に在園している園児すべての写真を園内に飾りますので合わせてご覧ください。職員は50周年を記念して作ったオリジナルTシャツを着て皆さまをお迎えいたします。

保護者の方有志による「おだフェス」も楽しみです。どうぞ、よろしくお願いします。

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