2023年　11月家庭通信　 (お知らせ)

木々が色づき始め、紅葉が美しい季節になりました。子どもたちの公園帰りは、どんぐりや色のきれいな落ち葉など、この時期ならではの自然からの贈り物を手に、「ただいま」「ほら、見て」と特別な物を手に入れた嬉しい笑顔いっぱいで帰園します。今月も積極的に園外に出かけ、季節の移り変わりを身体全体楽しめる月にしていきます。

さて、「こどもあそび成長展」へは沢山の皆さんに参加していただきありがとうございました。アンケート結果も高評価が多く今後の指針となりました。成長展でも「段ボールコンポスト」のダンボちゃん活動をご紹介させていただきましたが、昨年に引き続き年長組の子どもたちが取り組んでいます。園内で出る給食の残菜を、土に入れると微生物の力で分解していき、ミネラルなどの栄養素で土を豊かにします。これをダンボール箱の中で再現するのが、ダンボールコンポストです。子どもたちはダンボちゃんが本当に生きているモノと感じて、毎日残菜を食べさせて大事にしています。自分たち年長組は殆ど給食を残さなくなるため、残菜はありません。そのためバケツを持って他クラスに行って残菜を回収します。そこで年少組の残菜の多さにびっくりして、自分たちの成長に気づいたり、ダンボちゃんの様子がおかしいと気づくと、鶴牧商店街のダンボクラブの方に聞きに行ったりしながら活動を続けてきています。この活動を通して子どもたちは微生物の力の不思議さはもちろん、地域の人との関わりを通しても学ぶことも多くあります。最近では堆肥の利用について子どもたちとも話が広がり、今後も継続して行うことで更に色々な発展がみられそうです。今月24日には文部科学省、都道府県教育委員会主催、幼児教育の理解・発展推進事業の幼稚園教育研究協議会において当園のダンボちゃん活動を発表します。今後益々当園での幼児教育が充実し子どもたちの豊かな成長に貢献できるよう職員の学びの機会にもしていきたいと思っています。

近隣の小中学校ではインフルエンザの罹患者が増えています。寒くなると感染症も広がりやすくなりますので、基本的な感染症対策を徹底してまいります。ご家庭でもご協力をお願いいたします。

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