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2023年 10月家庭通信 (お知らせ)

暑さが厳しい日々の中にも朝夕は涼風を感じられるようになってきました。どんぐりの実が落ち始め、柿の実が黄色く色づき、子どもたちと一緒に飛び回るトンボの群れの光景が秋の訪れを告げています。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、色々な秋を楽しみたいと思います。

さて、先月、幼児クラスの保護者会で話をした内容ではありますが、2022年経済産業省が「未来人材ビジョン」を発表しました。これは、2030年・2050年における日本の労働需要を推計する中で将来求められる人材についても触れられており、特に興味深かったことは、次の社会を形作る若い世代に対して以下の4つの能力や姿勢が求められている点でした。

「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」

「グローバルな社会課題を解決する意欲」「多様性を受容し他者と協働する能力」

※引用:「未来人材ビジョン」(経済産業省)

これらの4つの能力や姿勢は、教え込まれたり決められたルールに従ったりすることから育まれるのではなく、日々子どもたちが夢中なれる環境や時間を保障すると共に、基本的なスキルが個々の発達に応じて身につけられるようにしていくことが重要となります。そして、園だけではなく、ご家庭では子どもとの会話を大事に、子どもの「なんで?」「どうして?」の声に向き合ったり一緒に考えた子どもの主張を取り入れたりしながら暮らしを作っていくことをお勧めします。

早速ですが、今日は中秋の名月です。今、宇宙開発も盛んになり、月への壮大なチャレンジが始まっています。将来、月旅行が始まりお月見ではなく、月から宇宙見ができる日が来るかもしれません。是非親子で夜空を見上げて感じた事を伝えあってみてください。

【行事の取組ついて】

来月21日に予定している作品展を【こどもあそび 成長展】と名称を変更して開催いたします。

【作品展】という名称は幼稚園時代に小学校での展覧会をイメージして、子どもの絵や個人の作品を横並びにして展示していた頃の名残でした。しかしここ10数年は、0歳から就学前までの子どもたちの発達段階を知っていただくことや、作品の良し悪しではなく、子どもたちが、様々な素材に触れて遊び、楽しい体験を通して学んでいる姿を共有させていただく傾向が強くなって来ていました。

そこで今回、【子どもは、遊びを通して成長し続け、その発展途上のプロセスを大事にしたい】という日頃から本園が大事にしている思いをストレートにネーミングしてみました。4・5歳児ははっきりとした目的を持ち、クラスの友だちとイメージを共有しながら、テーマの世界を作ることが楽しめる年齢になって来ている事から、学級での取組を見ていただきます。3歳児は現在多様な素材や造形の技法に出会い、個々で味わい造形の基礎を身につけている最中です。今年は個人作品展示ではなく、当日は「親子で芸術の秋を楽しもう」という試みでワークショップを行います。3歳未満児は、日頃の遊びの様子を写真でお伝えし、実際に遊びに取り入れている物に触れて大人も体験してみるコーナーなど設置予定です。当日はじっくり見ていただくため、クラスを分散して来場願います。そしてスペシャル企画として、ホールでミニコンサートを開催します。詳しくは、後日配信いたしますお便りをご覧ください。



2023年9月29日

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