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2月家庭通信 (お知らせ)

一年で一番寒さが厳しいといわれているこの時期ですが、日によっては3月中旬を思わせるような気温に、子ども達は着ていた上着を脱いで元気に走り回る姿も見られます。三角コーナーの新しい遊具の周辺では、くぐったり登ったり段差を飛び越えたりしながら全身を巧みに使って遊んでいます。子ども達の動きの素早さにこの時期ならではの育ちを感じます。

 

今年度も後2か月となるこの時期は、一人ひとりの子ども達の成長を確認しながら進級や進学の準備を始める時期でもあります。特に生活習慣については、日々の積み重ねによって定着させていくことが大切で、どの年齢でも一年を通して指導内容として意識をもって取り組んでいた項目です。

このような中、先日年長組の子ども達とかがやきタイム(就学前の子ども達のソーシャルスキルトレーニングプログラム)の時間に、2回にわたって「あいさつ」について再確認してみました。「ありがとう」「ごめんなさい」人間関係を行うために大切なこの言葉。「言えるよね」と思っていても意外に子ども達の口から出てこないのが現状です。手紙を「ハイ」と手渡しても「・・・」。わざとではないけれど人にぶつかってしまってもそのまま通り過ぎてしまう。ということも見られます。子ども達に寸劇で「ありがとう」や「ごめんなさい」を言っている場面と言わない場面を見せて、考える機会にしてみたところ、「ありがとうと言われると、気持ちがいい」「いつもは遊んでいない友達だけど、言われたら今度一緒に遊んでみたくなった」など心の通った「あいさつ」をかわすことで温かい人間関係の築きになることに子ども達が気付き、その後クラス内での温かいやり取りが増えてきています。

ご家庭内ではいかがですか?たとえば子どもが飲み物を要求する場面で、子「水ちょうだい」母「ハイ」子「・・・」母「・・・」こんな日常になっていませんか?この場面で大人が一言「ハイどうぞ」と加えるだけで、子どもから自然と「ありがとう」の返事が返ってくる体験を私はたくさんしています。大人側の心遣いで心の通った環境を増やすことができます。「挨拶はまず大人から」教職員にも挨拶の指導をしていますが、徹底しきれていないところもあり、申し訳ありません。子ども園に関わるみんなが心の通った挨拶を子ども達に示し、真似てもらえるような環境作りをしていきたいと思っています。ご協力をおねがいいたします。



2016年2月1日

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