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子どもの頑張りに拍手

【こどもへのまなざし】 2013年10月7日

「せんせいおはよう、鉄棒やろう!」と毎朝声をかけてくれる年長組の男の子と、鉄棒をする日々が続いていた。

年長組のこどもたちは運動会に向けて「鉄棒の逆上がり」「空中逆上がり」「巧技台のぼり」「跳び箱」の4種目からから自分が出来ない種目を選んで挑戦することになっている。
T君は鉄棒が出来なかったので、鉄棒に挑戦する事になるが、当初は体が伸びきってしまっていて自分の体を支える腕の力もまだまだといった状態で、出来るようになるのは程遠いか?と私たちも保護者の方も思っていたと思う。
「出来る」と信じてやっていたのは本人一人だったかもしれないが、本人のやる気と努力は人一倍強かったので、なんとか達成させたい気持ちで私もいっぱいだった。
毎日の練習で確実に足が上がるようになり練習の成果が上がってきている。もう少しのところでその日の朝の練習を終えたその日の午後、「せんせい!てつぼうできたよ」と興奮気味で言いに来たT君、「えー、本当?」期待と信じられない気持ちでT君に手を引っ張られて鉄棒の前に行くとT君が「いい、見ててね」と言って「さーかーあーがーり!」の掛け声と共に、勢いをつけて足が上がり、クルリと鉄棒に巻きつくように回って逆上がりが出来た。
「すっごーい、すごいね、がんばったね」と二人で大喜びをした。そしてT君は「じゃあ遊びに行ってくる」と言って自分のやりたい遊びへと走って行ってしまった。
きっと鉄棒が出来るようになるまで毎日鉄棒ばかりしていて自分のやりたい遊びも我慢していたのだろう。
T君だけでなく、大きいクラスになると、自分の課題を見つけ、繰り返し取り組む力がついてくる。
その取り組み方はいつも真剣で真面目なのだ。
その子なりに頑張っていて、手を抜いている事なんてないのに、親の立場になると「もっとしっかり」とか「ちゃんとして」「ほかの子はもうできてるよ」とつい言いたくなってしまう。

運動会は子どもの「本気」に出会える瞬間。我子の頑張りを無条件に褒めてあげる一日にしたい。

石阪

 

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